全角と半角文字の違いってなに? 英数字ではどう使い分けるの?

メールやブログなど、パソコンで文章を書くときに英数字を全角にするか半角にするか、迷ったことはないでしょうか?

そもそも全角文字と半角文字の違いって何だろう?
どういう具合に使い分ければいいんだろう?

今回は文字入力の基本、と言うには悩ましすぎる全角と半角文字についてのお話です。

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半角文字の定義は横幅とバイト数?

半角文字の横幅は全角文字の約半分

まず、全角文字というのは「あ」「亜」「ア」「A」「1」「?」など縦横の幅が1:1となっている文字のことで、半角文字は「ア」「A」「1」「?」などの文字で縦横の幅が1:0.5となっています。

ちょっとわかりにくいので、下の図をご覧ください。

左:全角文字 右:半角文字

全角の「1」はしっかり縦横に1文字分の空間を持っていますが、半角の「1」は横幅が全角の半分しかありません。このように、しっかり縦横1:1の空間を持っているのが全角文字の特徴です。

ただし、半角文字の横幅が必ずしも全角文字のピッタリ半分とは限りません。フォント(字体)の種類が違えば、同じ半角文字でも横幅は変わります。

フォントはMS ゴシックを使用

上の図はフォントを「MS ゴシック」にしたときの半角カタカナの例です。この場合の半角文字は横幅が全角文字の半分しかありません。

フォントはMS P ゴシックを使用

こちらはフォントを「MS P ゴシック」に変更したものです。半角カタカナの横幅が少し広くなったのがわかりますね。このように、半角文字といってもフォントが違えば横幅も変わることがあります。

半角のデータ量は全角の半分(Windowsの場合)

半角文字を説明するときに、「全角は2バイト文字で半角は1バイト文字」という、1文字あたりのデータ量に関する説明もあります。

1バイトとはパソコンがデータを扱うときの最小単位で、8ビット(bit)=1バイト(Byte)になります。

「ABCDE」とか「12345」などの半角文字は1文字につき1バイト、「ABCDE」や「12345」のような全角文字は2バイトとなる、という説明です。

この説明はWindowsが使うShift-JISという文字コードには当てはまりますが、別の文字コードだと必ずしも半角1文字が1バイトとは限りません。

じゃあ、いったい全角と半角って何なんだよ! と言いたくなりますが、Windowsユーザーにとっては、半角文字は全角文字のだいたい半分の横幅の文字とだけ覚えておけばいいと思います。

プログラミングを行うときなどは文字コードやバイト数について、もう少し詳しく知っておく必要がありますが、一般のパソコン(Windows)ユーザーにとっては、そこまで覚える必要はありません。

悩ましすぎる? 全角文字と半角文字の使い分け

一般のパソコンユーザーにとっては全角と半角の定義よりも、それらをどう使い分ければいいのか? が気になりますね。

結論からいうと、全角と半角の使い方に決まりはありません。

ただし、ユーザー認証に必要なIDやパスワードは必ず半角英数字を使って入力する必要があります。ユーザーIDが半角文字で「fujisan」なのに、全角文字で「fujisan」と入れても、コンピューターにとっては違う文字とみなされて認証エラーになります。

自分で文章を書くときなど、ローマ字を全角にするか半角にするかは、英単語かどうかで使い分ける方法があります。

全角で「Microsoft Windows」と書くと、なんだか間延びした感じになりますが、半角で「Microsoft Windows」だと、ピシッと収まりがいい感じがします。

その反対に「AさんはB社に入社した」のように、代名詞としてアルファベット1文字を使う場合は、半角で「AさんがB社に」より全角のほうがいい気がします。

一番悩ましいのが数字の扱い方ですね。

例えば「リンゴが2個ありました」と半角で書くか、「リンゴが2個ありました」と全角で書くか?

これは今でも迷いますが、数字が1桁の場合は全角で「2個」のほうがいいような気がします。半角で「2個」だと2と両隣りの文字がくっつき過ぎているような気がするんですね。

ところが「リンゴが20個ありました」や「リンゴが200個ありました」という場合は全角数字だと間延びするので、2桁以上の数字は半角で「リンゴが20個ありました」や「リンゴが200個ありました」とするほうが見た目に自然じゃないでしょうか?

「1つめは~で、2つめは~です」のようなときは、1や2に数値としての意味はありませんので全角のほうが自然だと思います。むしろ「一つめは~で、二つめは~です」と漢数字にしたり、いっそのこと「ひとつめは~で、ふたつめは~です」と平仮名にするほうが自然な表現かもしれません。

日付がまた悩ましくて、「2018年1月31日」と1だけ全角にするより、「2018年1月31日」と全て半角にするほうが、まとまりがある感じがします。日付はそれ自体がデータでもあるので半角数字で統一するほうがいいかもしれませんね。

最後になりましたが、半角カタカナは基本的に使わないほうが無難です。その理由は「使う理由が見当たらない」からです。

「マイクロソフト」を、わざわざ「マイクロソフト」と半角カタカナで書く必要はないですよね?

半角カタカナは一部の掲示板サイトや絵文字などで意図的に使われることはありますし、友人同士でのメッセージで「マジウケル」とか使うのはありです。

でも仕事上のレポートやメールのようなフォーマルな文章に半角カタカナが入っていると、読むほうは「なんで半角カタカナ?」と思います。さらに不必要に半角カタカナを使っていると「この人、ITリテラシー低いのかな?」と思われる可能性もあります。

で、結局どう使い分ければいいの?

ここまで主観による全角と半角の使い分けについて書いてきましたが、何が正解ということはありません。出版社や官公庁などの企業や団体も独自のルールで使い分けていますし、Webサイトによっても基準はバラバラです。

なので、数字は必ず半角にするという決め方もありです。決めてしまえば悩む必要はありませんし、私も長いあいだそうしてきました。しかし「やっぱり、ここは全角のほうがいいかな?」と思ってしまうと、また悩んでしまいます。

以前、「コンピュータ」と「コンピューター」どっちが正しいの?という記事を書きましたが、このときも自分なりにちょっと悩んだのがきっかけでした。

一応、ここまでのまとめとしては、こうなります。

  • 「Microsoft Windows」のように、単語や英文の場合は半角英字にする
  • 「AさんがB社に」のように、代名詞として1文字だけ使う場合は全角英字にする
  • 「リンゴが2個ありました」のように数字が1桁なら全角数字、「200個」のように2桁以上なら半角数字にする

このサイトではこれから、こんな具合に全角と半角を使い分けていこうと思います。

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