パソコンを立ち上げて間もなくすると冷却ファンがうなりを上げているのでタスクマネージャーをチェックしてみると、犯人は「microsoft compatibility telemetry」というプログラムでした。
今回は「microsoft compatibility telemetry」とは何か?と、この動作を止める方法について説明します。
microsoft compatibility telemetryとは?
「telemetry」とは、遠隔地(tele)にある装置(meter)の情報を中央の管理システムに送信する機能のことで、「microsoft compatibility telemetry」はユーザーのWindowsパソコンから情報をマイクロソフトに送信するプログラムのことです。
別に個人情報まで引き抜かれるわけはなくて、あくまでWindowsの互換性(compatibility)などの機能向上に役立てるための情報収集らしいのですが、そのためにCPU使用率を占領されてしまうでは迷惑でしかありませんね。
ということで、はた迷惑な「microsoft compatibility telemetry」が作動しないように設定してみましょう。
microsoft compatibility telemetryを無効化する手順
まずはデスクトップの左下にあるスタートメニュー 、またはキーボードの最下列にあるWindowsキーからメニューを開いて、「Windows管理ツール」の中から「タスクスケジューラ」を選びます。
「タスクスケジューラ」が開いたら、左側のタブから「Microsoft」→「Windows」→「Application Experience」とメニューを開いていきます。
中央のタブにある「Microsoft Compatibility Appraiser」をクリックで選択し、右側のタブの「無効化」をクリックで終了です。
「microsoft compatibility telemetry」はWindowsを改善するために役立つプログラムなので、ユーザーとしては協力したい気持ちもありますが、そのためにパソコンの使い勝手が悪くなるのでは、マイクロソフト社が好んで使う「ユーザー エクスペリエンス」に大きく反する存在です。
Windows10はデビュー当初に比べるとずいぶん使いやすくなってきましたが、まだまだユーザーに不便を強いるところが多々ありますね。余計な機能を盛り込むよりも、基本的な使い勝手の向上に注力してほしいと思います。