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LINEやTwitterアカウントを使ったソーシャルログインの危険性

近ごろはLINEやTwitterなどのSNSアカウントを使ってユーザー登録する「ソーシャルログイン」が増えています。新規ユーザーにとっては面倒な個人情報の入力が省ける便利なサービスですが、手軽なサービスには必ず裏があるもの。今回はソーシャルログインの利用で気をつけたい個人情報についてのお話です。

ソーシャルログインのメリットとデメリット

新しく会員制サイトを利用するときは、氏名・住所・メールアドレスなど個人情報の入力が求められます。

これらの情報を逐一入力するのはパソコンからでも面倒なものですが、画面の小さなスマートフォンからだといっそうストレスを感じる作業です。そのために、せっかく興味のあるWebサービスを見つけても、ユーザー登録が面倒なために離脱した経験は誰にでもあるかもしれません。

Webサービスを提供する企業にとっても、登録段階での新規ユーザーの離脱は大問題です。そこでユーザーの手間を省きつつ、企業も会員を獲得しやすいソーシャルログインは、双方にとって大きなメリットです。

しかし企業がソーシャルログインを採用する理由は、新規ユーザーの獲得だけではありません。ほんとうの目的は、そのあとです。

ユーザーの性別や年齢、生年月日、住所などを把握すれば、企業は個々のユーザーにぴったりの宣伝広告が行えるため、かなり確度の高いプロモーション活動が行えます。たとえばLINEアカウントでログインしたユーザーに対してメッセージを送ると、高い確率で商品を購入させることができます。

もちろんユーザーにとっては、必ずしも問題とはなりません。自分が魅力的だと思うような未知の商品やサービスを知らせてくれることがメリットと感じる人も多いでしょう。そうした商品やサービスとの出会いは、ユーザーにとっても企業にとってもWin-Winの関係になり得ます。

ここで注意を促したいのは、不必要に、安易にソーシャルログインを利用していませんか? ということです。

便利なWebサービスを見つけたら、とりあえず登録しておきたいと思うものですが、そのためにどこまで個人情報を提供していいのか、ということを考えることも必要です。

ソーシャルログインでは各SNSサービスから個人情報がWebサービスに提供されます。具体的な項目はSNSによって異なりますが、それをいちいち調べるのはむずかしく現実的ではありません。しかし、そのWebサービスがどんな個人情報を得るのかは事前に確認しておくほうがいいでしょう。

たとえば、個人が自分のスキルを販売することができるWebサービス「ココナラ」 にGoogleアカウントで会員登録使用すると、以下のような画面になります。

下部にある「プライバシーポリシー」という部分をクリックすると、「ココナラ」がどんな種類の個人情報を取得するのかが確認できます。

クリック(タップ)で拡大します。

Webサービスを利用するたびにソーシャルログインを利用していると、いつの間にかあちこちに個人情報をバラまいてしまいます。

今までそうしたリスクを考えることなくソーシャルログインを利用していた人も多いと思いますが、自分の個人情報を差し出してまで利用したいWebサービスなのかと考えてみるのもいいかもしれません。