パソコンやスマートフォンを使っていて、なんだかよくわからない単語の代名詞が「アカウント」ではないでしょうか?
最近ではメールアプリの設定だけでなく、Webサイトの利用にもアカウントを作成することがおおくなりましたので、今回は「アカウントとはなにか?」「ユーザーIDとはどう違うのか?」についておさらいをしてみましょう。
アカウントはユーザーを特定する情報の総称
アカウント(account)の本来の意味は口座や勘定といった会計的な意味ですが、そこから転じてIT分野では製品やサービスを利用する人の識別情報やその権限という意味になります。
もっと簡単に言うと、ユーザーとしての登録情報です。
同じようなワードに「ID」がありますが、ID(identification)には識別、特定、身元確認、身分証明などの意味があります。
例えば「abcd1234@gmail.com」というメールアドレスがあったら、「abcd1234」の部分がIDとなり、IDは世界中でたった1つしかありません。「abcd1234」がこの広い世界であなたという人を特定する情報になります。
そう考えると電話番号もIDですし、運転免許証の番号や健康保険、年金の番号などもIDということになりますね。学校の出席番号や会社での社員番号もIDです。
アカウントがややこしいのは、製品やサービスによって「ユーザーアカウント」や「ユーザーID」「アカウント名」など複数の言い方が使われるからでしょう。意味がわからないと「いったいどう違うの?」と戸惑ってしまいますが、言い方は違ってもだいたい同じ意味で使われているだけです。
一般的にはIDとパスワードの組み合わせで個人を特定するアカウントを作成して、製品やサービスの利用を許可します。
つまり、IDやパスワードなどの識別情報を含んだ上位の概念がアカウントだと覚えてください。