紙の手触り。 インクの臭い。やっぱり読書はアナログに限る・・・
そんな熱心な読書家ほど、増え続ける蔵書の整理に悩むようです。
この先、読み直すことはないかもしれない。それでも捨てられないのが本のコレクション。いつかまた読むかもしれない?と思うと捨てられない。
そんな優柔不断な悩みをズバッ!と解決してくれるのが、電子ブックです。
なにも本を捨てて電子ブックで買い直せ、というわけじゃありません。コレクションしてきた蔵書を、自分で電子ブックにしてしまえばいいだけです。読書家のあいだでは、既に「マイコレクション電子ブック化計画」が静かなブームになっているようです。
電子ブック化と言っても、作業はいたって簡単。本をバラして、スキャナで読みこむだけ!
これだけでパソコンやiPadなど多様な機器で読めるようになり、部屋を埋め尽くしていた蔵書をディスク1枚に収めることも不可能じゃありません。
スキャナで読み込むと聞いて、単純作業に追われる自分を想像したあなた。古いです!
今どき1ページずつスキャンするわけじゃありません。まずは裁断機という専用のカッターで背表紙を切り落とし、バラしたページをまとめてスキャナにセット。あとは自動的に読み込んでPDFファイルに変換してくれます。しかも今どきのスキャナはとても賢くなっていて、そのページがカラーかモノクロかの判断をしたり、両面同時スキャンや白紙の裏面は読み込まないなど、ほとんどお任せでスキャンしてくれます。
むしろ作業のポイントは本をきれいに裁断すること。裁断機は安いものだと1万円台からありますが、売れ筋は3万円台のちょっと本格的な機種です。安い裁断機は一度に切り落とせるページ数が少なかったり、ページの厚みに刃が負けてきれいに切り落とせないようです。スキャン作業は何度でもやり直しができますので、きれいにデジタル化できるかどうかは、最初の裁断で決まります。
ちなみにAmazonでの売れ筋は、それぞれ次の2つ。実際に自分で書籍を電子化したユーザーのレビューなども参考になります。
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さすがに大切なコレクションだけは裁断するふんぎりがつきませんが、本棚の中に寝かせっぱなしの本からデジタル化に取り組んでみてはいかかでしょう?