マウスコンピューターのLuv Machines iHシリーズというと、格安パソコンという印象をもっている人が多いと思います。しかし、現行のLuv Machines iHシリーズはプロセッサーやストレージなど処理性能に関する部分が大幅にグレードアップされているため、低価格ながら数年前のミドルクラスに迫る内容に成長しています。
公式サイトには自由度の高いカスタマイズメニューが用意され、さらに高いポテンシャルに仕立てることもできますが、何をどう選べばいいのかわからないという声も多いようですので、ここではカスタマイズのコツや注意点などを中心にお話ししていきます。
※「Luv Machines」シリーズは新しく「DT」シリーズにモデルチェンジされました。最新の情報は下記リンクからマウスコンピューターの公式サイトでご覧ください。
Luv Machines iHシリーズの主な構成内容
マウスコンピューターの公式サイトではプロセッサーの種類やメモリ容量などが異なる構成のモデルがいくつか用意されていますが、それらをまとめると下の表のようになります。
OS |
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プロセッサー |
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メモリ |
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ストレージ |
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光学ドライブ | オプション |
電源 | 350W/AC 100V(50/60Hz)【80PLUS® BRONZE】 |
価格 | 59,800円(税別)~ |
おさえておきたいカスタマイズのポイント
ビジネス用途ならWindows 10 Proをチョイス
標準のOSはWindows 10 Homeですが、オプションでProを選ぶこともできます。
ProにはHomeで省略されているセキュリティーや管理機能が含まれているので、ビジネス用途ならProエディションを選択するほうがいいかもしれません。
あとからProに替えると数万円の出費になりますが、購入時にオプションで選んでおけば5,800円の差額でアップグレードできます。
プロセッサーはCore i5で決まり!
プロセッサーはIntel Core i3、Core i5、Core i7の3種類が用意されていますが、大きな違いはプロセッサーが処理を行うコアの数。コアが多いほど一度に複数の処理をスムーズに行うことができます。
ベストチョイスは6コアのCore i5プロセッサー。軽い動画編集くらいなら十分な実力があります。幅広い用途に対応できて価格と性能のバランスもとれています。
もしCore i7プロセッサーを選びたいなら、Luv Machines iHシリーズより上位のパソコンを選ぶほうがいいでしょう。
メモリ容量は8GB以上で
プロセッサーの性能を引き出すには充分な量のメモリが必要です。
しかしLuv Machines iHシリーズはメモリスロットが2つしかないので、購入する時点で充分な量を指定する必要があります。
忘れがちですが、画面への表示を行うグラフィックス機能がメインメモリから最大2GB使うので、その分を考えると最低8GB、余裕を見るなら16GBメモリにしておくほうが無難です。
SSDはPCI Express接続がおすすめ!
Luv Machines iHシリーズではストレージ(記憶装置)がSSD、またはSSD+HDDの組み合わせとなっています。
SSDは簡単に言うと大容量のメモリーカードで、HDDよりも読み書きが速いのが特徴です。WindowsやアプリケーションはSSDにインストールされるため、起動時間や動作スピードがHDDより圧倒的に速くなるメリットがあります。
Luv Machines iHシリーズにはふつうのSSDよりもさらに高速なM.2 SSDが採用されていますが、標準のSATA接続という方式では十分にスピードを引き出すことができません。M.2 SSDの性能を引き出すには、PCI Express接続が必要になります。
カスタマイズメニューからPCI Express接続に変更することができるので、是非こちらを選ぶことをお勧めします。たった2,800円の差額なので、ここはケチるべきではないでしょう。
余裕があれば電源容量もアップグレード
標準の電源容量は350Wですが、あとからビデオカードやストレージなどを増設することがあるかもしれません。そのときのために、電源容量も500W以上にしておくと安心です。
カスタマイズメニューには500W~800Wまでが用意されていますが、もっともコストパフォーマンスがいいのは700W(GOLD)。5,800円の追加になりますが、BRONZEグレードより電流の変換効率に優れているので、後々の拡張性や安定した動作などのメリットがあります。
おすすめモデルは「LUV MACHINES iH700SN」
Luv Machines iHシリーズはカスタマイズメニューから変更するより、最初から少し上のグレードを選ぶほうが割安になります。
このページを執筆している時点でもっともコストパフォーマンスがいいのは「LUV MACHINES iH700SN」というグレード。メモリ容量以外は、ほぼ不満のない構成となっています。
予算に余裕があればメモリを16GB、SSDをPCI Express接続に変更すれば、リーズナブルで充実した構成内容にすることができます。
OS | Windows 10 Home 64ビット |
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プロセッサー | インテル® Core™ i5-9400 (6コア・6スレッド、2.9 – 4.1GHz、9MBキャッシュ) |
メモリ | 8GB PC4-21300 ※16GBがおすすめ |
ストレージ | 256GB M.2 SSD + 1TB HDD ※PCI Express接続がおすすめ |
価格 | 64,800円(税別)~ |
※「Luv Machines」シリーズは新しく「DT」シリーズにモデルチェンジされました。最新の情報は下記リンクからマウスコンピューターの公式サイトでご覧ください。