マウスコンピューターのm-Book F シリーズは、実用的な処理性能を持ちながらも、税込み7万円台から購入できる15.6インチ画面のノートパソコン。
全てのモデルにインテルCoreプロセッサ・シリーズを搭載しているので、インターネット中心のライトな使い方から動画のエンコードなど少しヘビーな使い方まで、幅広い用途に対応できるノートパソコンです。
ここではm-Book F シリーズに共通する主なセールスポイントと、その中でも特に買い得感の高いおすすめモデルを紹介します。
他社のエントリーモデル並みの価格で、実用十分な処理性能を搭載
7万円から購入できるノートパソコンと聞くと、どういうものを想像するでしょうか?
量販店などの店頭をのぞいてみると、この価格帯で購入できるのは、いわゆるエントリーモデルと呼ばれるパソコンです。
それらのエントリーモデルは見た目こそ「ふつうのパソコン」ですが、タブレットにも使われる処理性能の低いプロセッサを搭載しているため、全体的に動きがモッサリしており、使うたびにストレスを感じるものが少なくありません。
大手メーカーのエントリーモデルは、その程度の性能でも7万円から8万円で販売されており、実用的な処理性能を備えたスタンダードクラスとなると10万円クラスの価格帯になります。
マウスコンピューターは国内の中堅パソコンメーカーですが、主に自社サイトでのネット販売を中心にして余計な流通コストを省いているので、同じ価格帯なら大手メーカーのパソコンに比べて性能は明らかに上回ります。
そのマウスコンピューターのノートパソコンの中でも、普段使いにちょうどいいスタンダードクラスになるのが、このm-Book F シリーズです。まずは簡単にm-Book F シリーズの主な特徴を挙げてみましょう。
画面への映り込みが少ない非光沢フルHDパネルを採用
m-Book F シリーズのディスプレイは、現在ノートパソコンの主流となっている15.6インチサイズ。全てのモデルにアンチグレア(非光沢)の液晶パネルを採用しているため、背後に照明があるような位置でも、画面への映り込みを気にすることなく見ることができます。
解像度も全てのモデルで1,920×1,080のフルHDとなっているので、高精細な動画も画質を落とすことなく再生することができます。
処理性能の高いIntel Core i3、Core i5、Core i7プロセッサを搭載
先ほども述べたように、大手パソコンメーカーのベーシックモデルにはタブレット並みの貧弱な処理性能しかないものが少なくありませんが、m-Book F シリーズは全てのモデルにインテルのCoreプロセッサ・シリーズを搭載しているので、低価格でもストレスのない動作スピードが与えられています。
ただしグラフィックス(表示機能)は動画の視聴には十分ですが、3Dゲームのような高い表示性能が必要な使い方には向きません。もしゲームがしたいなら、マウスコンピューターにはゲーム用パソコンの G-Tuneシリーズ もあるので、そちらを選ぶほうが間違いありません。
ストレージはHDDまたはSSDとM.2 SSDとの組み合わせが可能
パソコンのストレージ(記憶装置)には価格が安くて容量が大きいHDDが多く使われていますが、近年は読み書きスピードの速いSSDや、その次世代型であるM.2 SSDが使われることも多くなってきました。
SSDは簡単に言うとメモリーカードのようなもので、読み込みや書き込みスピードがHDDよりも速いため、プロセッサやメモリの性能を損なわず高速な動作が得られるのがメリットです。
その反面、コストが高いためHDDに比べると大容量化しにくいのがデメリットですが、m-Book F シリーズはSSD+HDDやM.2 SSD+HDDのハイブリッド構成にすることもできるので、OSやアプリケーションは高速なSSDやM.2 SSDにインストールし、データは大容量なHDDに保存することで、それぞれのメリットを活かすことができます。
自然な配列で文字入力がしやすい大きめのキーボード
ノートパソコンの欠点として挙げられることが多いのがキーボードで、特に数字の入力に使うテンキーを備えたものはスペースの都合でおかしなキー配列になっているものも多く、文字入力が多いユーザーにとっては大きなストレスの原因となります。
m-Book F シリーズのキーボードはテンキーを備えていてもキー配列に不自然さはなく、このサイズのノートパソコンとしては十分に合格点を与えられるキーボードとなっています。
ワープロや表計算などの文書作成やブログへの書き込みなど、文字入力の機会が多いユーザーには見逃せないポイントでしょう。
マウスコンピューター m-Book F シリーズのおすすめモデル
ここまではm-Book Fシリーズに共通のセールスポイントを紹介してきましたが、いくつかあるモデルの中から当サイトが選んだイチオシモデルは「MB-F535BN1-S2」です。
ディスプレイ | 15.6型 フルHDノングレア (1,920×1,080) |
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OS | Windows 10 Home 64ビット |
プロセッサ | インテル® Core™ i3-7100U プロセッサー (2コア/2.40GHz/3MB スマートキャッシュ/HT対応) |
メモリ | 8GB PC4-17000 (8GB×1) |
グラフィックス | インテル® HD グラフィックス 620 |
ストレージ | 240GB SSD Serial ATAIII |
光学ドライブ | オプション (BTOで追加可能) |
価格 | 79,800円 (税別) ※価格は記事執筆時点のものです |
何故このモデルを選んだかという理由は、以下の3点です。
- 日常的な使い方ならプロセッサはCore i3で十分
- たっぷり8GBメモリと高速な240GB SSDを搭載している
- 十分以上の性能でも大手メーカーのエントリーモデル並みの価格
プロセッサについては、m-Book Fシリーズがスタンダードクラスという位置づけからCore i3で十分です。クロック数も2.4GHzありますし、2コアながら疑似的に4コアのように振る舞うインテル・ハイパースレッディング(HT)機能もあるので、多少負荷の高い処理をさせても、それほど遅いということはないでしょう。
もし、より高性能なCore i5やCore i7プロセッサを選ぶなら、グラフィックス機能も高性能な上位グレードの m-Book P シリーズ を選ぶほうが賢明です。
メモリ容量は4GBでも間に合うのですが、ノートパソコンの場合はあとから増やすのが面倒なので、最初からたっぷりあるほうがいいですね。大は小を兼ねますから。
ストレージは高速なSSDを搭載しているので、プロセッサの性能を損なうことなく、起動から終了までキビキビした動作が得られます。
ただし容量は240GBとHDDに比べると少ないので、外付けハードディスクの併用をお勧めします。※カスタマイズ・お見積もりページでもオプションで用意されています。
パソコンは上を見ればキリがありませんが、下を見すぎると後悔する確率が高いものです。一度購入すれば数年間は使い続けるものですから、そのあいだはストレスを感じなくて済む十分な処理性能は必要です。
マウスコンピューターのm-Book Fシリーズ、その中でもMB-F535BN1-S2というモデルは、低価格でありながら上級モデルの処理性能が与えられているコストパフォーマンスの高さが大きな特徴です。
あまり予算はかけられないけれど、十分な処理性能は必要という人には候補に入れていただきたい一台です。
※掲載したスペックや価格は記事の執筆時点のものであり、キャンペーンによっても変更される場合があります。最新の情報はマウスコンピューターのWebサイトでご確認ください。