パソコンのモニタは最大で何色まで表示できるかを設定することができます。たくさんの色を使うほどきれいな表示ができますが、描画処理に負担がかかり、動きが遅くなってしまいます。古いパソコンをお使いで、どうも動きが遅いと感じるときは、ディスプレイの色数を減らしてみるのも対処法の一つです。
何色で表示ができるかはパソコンの性能によって違ってきます。まずはご自分のパソコンが、どれくらいの色を表示できるのか調べてみましょう。
デスクトップの上でマウスを右クリックして、表示されるメニューの一番下にある、「プロパティ」を選んでください「画面のプロパティ」という画面から「設定」タブを選びます。
お使いのパソコンによって表示に多少の違いはありますが、ここでは「画面の色」に注目してください。私のパソコンでは、ここから「中(16ビット)」と「最高(32ビット)」の2つが選べるようになっています。
パソコンの画面は、赤・緑・青の光の三原色を、それぞれ8ビットずつ使って表現します。
16ビットでは最大で65,536色、24ビットでは最大で16,777,216色を表現することができます。32ビットは24ビットと同じく16,777,216色を表現しますが、残った8ビットは不透明度などの情報としてソフトウェアが使用する場合があります。
普段インターネットを利用したり、ワープロや表計算ソフトを使うことが多いなら、16ビットでじゅうぶんです。
デジカメから取り込んだ画像を編集したり、パソコンで絵を描いたりするときには、ここから24ビットや32ビットなどを選びなおすと、より正確で高画質な色を表示することができます。
たくさんの色を表現するということは、それだけパソコンの描画処理に負担がかかります。普段使用する色数を抑える設定は、ちょっと性能が低いパソコンでは、思ったよりも効果的です。ぜひ現在の色数を調べて変更してみてください。
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