JPEG(ジェイペグ)形式とGIF(ジフ)形式

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パソコンで使われる代表的な画像形式に、JPEG方式とGIF方式があります。

Windows標準の画像形式はBMPというデータをそのままの状態で保存する形式ですが、画質がいい代わりにファイルサイズが大きくなるので、Webページに掲載する場合やメールで送信するには大きすぎます。

JPEGやGIFは画像ファイルから色数を間引くことでデータのサイズを小さくできるので、Webページに掲載したりメールなどで送るときにも適しています。

画像の圧縮

横800ピクセル、縦600ピクセルで、データ容量が1.37メガバイトのサンプル画像を、JPEG形式GIF形式で圧縮してみました。

リンクをクリックすると、画像が表示されますが、
データ容量が大きいので表示に時間がかかる場合があります。
ダイヤルアップやISDNで接続している方はご注意!

同じ画像でもJPEGではきれいに圧縮されて、ファイルサイズも88.4キロバイトと格段に小さくなっています。一方、GIFでは画質が悪くなったうえに、ファイルサイズはJPEG形式よりも189キロバイトと大きくなってしまいました。

ただJPEGよりもGIFが劣っているというわけではありません。この場合は、画像のタイプがGIFには向いていなかったのです。

JPEGは写真などの色数が多い画像の圧縮に効果があります。

今回のサンプル画像は夕焼け空という微妙な色合いを持つ画像なので、こうした色数を多く持っている画像の圧縮にはJPEGが向いています。

GIFは、色数が少なく特定の色が多く使われているほど、きれいに圧縮できます。

GIFも同じように色数を間引いてデータを圧縮しますが、最大で256色までしか持つことができませんのでイラストなど色数の少ない画像の圧縮に効果があります

画像を圧縮するときはJPEGとGIFを適切に使い分ける必要があります。写真をGIFで圧縮、
反対にイラストなどをJPEGで圧縮すると画質が悪くなるばかりか、画像のデータ容量も適切な圧縮を行った場合よりも大きくなります。

JPEGとGIFの使い分けは、写真ならJPEG、イラストなどではGIFと使い分けるといいでしょう。

画像をJPEGやGIFに圧縮するには画像処理ソフトが必要になります。フリーウェアではGIFに対応していないものがありますが、PictBear(ピクトベアー)はGIFを始め、さまざまな画像形式に対応しています。

有料のソフトではAdobePhotoshop Elementsというソフトがあります。画像処理ソフトの代名詞でもある「フォトショップ」を、一般ユーザー向けに改良して販売されているソフトです。利用者が多いため、使いやすさ、情報の入手のしやすさなどのメリットがあります。

私もいくつかの画像処理ソフトを使ってみましたが、現在は「フォトショップ エレメンツ」を使用しています。フリーソフトでは、自由に圧縮率を調節できなかったり、使いこなしの情報が少ないなどの理由です。

最初はフリーソフトのPictBearなどを使ってみてから、有料のソフトに乗り換えるのがいいかもしれません。ただ、ソフトが違うと操作も違いますので、早いうちに、これと決めたソフトを見つけるほうがいいでしょう。

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