10万円以下でしっかり使える15.6型ノートPC(2019年春)

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この春、新入学や就職を迎えられた皆様、おめでとうございます! この時期にパソコンを買い替えようと思っている方も多いと思います。でも、どんなパソコンなら快適に使えるんだろう? 予算はいくらあればいいんだろう? などなど、パソコン選びに関する疑問や不安もありますよね。

そこで今回はパソコン選びのポイントをいくつか紹介し、その基準をクリアした15.6インチサイズのノートパソコンを予算10万円以下に限定して紹介します。

ぜひ、あなたのパソコン選びのお役に立ててください。

パソコン選びのポイントは、この3点を見ればOK!

1.インテル第8世代プロセッサーを搭載しているか?

インテル第8世代Core i プロセッサー・シリーズ

パソコンの処理性能を左右するのがプロセッサー。よくTVのCMで「インテル入ってる」って言ってるアレですね。正確には「セントラル・プロセッシング・ユニット」と言い、その略で「CPU」とも呼ばれます。

そのインテル・プロセッサーは、2017年秋に登場した第8世代になってから処理性能がグッとアップしました。命令を処理する回路の数が第7世代よりも増えたため、よりサクサクでスムーズな処理ができるようになっています。

その第8世代プロセッサーの見分け方ですが、スペック表に書いてあるプロセッサーの項目を見て、型番の最初の数字が8から始まっているものが該当します。

例えばプロセッサーの種類と型番が「インテル Core i7-8750H」などのように8から始まっていれば第8世代プロセッサーです。

2019年春の時点では第9世代も登場していますが、まだまだ搭載しているパソコンが少なく価格的にもこなれていないので、実質的に狙うのは第8世代プロセッサーということになります。

過不足のない性能を求めるなら「Core i シリーズ」

インテル・プロセッサーにもいろいろ種類があるので、この見分け方が一般的なパソコンユーザーには難しいところでしょう。でも大丈夫! だいたいのラインナップさえ押さえておけば細かい番数とかはあまり気にしなくても構いません。

インテルのノートパソコン用プロセッサーには、大きく分けて以下のようなラインナップがあります。

  • Core i7シリーズ
  • Core i5シリーズ
  • Core i3シリーズ
  • Celeronシリーズ

処理性能は下から上に向かって高くなりますが、それほど性能にこだわらなければ「Coreシリーズのどれかならいい」と覚えておけば十分です。言い換えれば「Celeron以外ならどれでもいい」とも言えますね。

じゃあ、どうしてCeleronプロセッサーがダメかというと、スマホ並みのスペックしかないからです。文書作成くらいなら、まあ使えますけど、全般的に快適に使える性能は期待できません。どうしても予算がなくて、という場合以外は選ばないほうが間違いありません。

2.メインメモリの容量は4GB以上あればOK!

パソコンの性能を左右するもう一つのパーツがメインメモリ。

メインメモリはプロセッサーが計算をするときの作業場所を提供しています。具体的にいうとプロセッサーにデータを渡したり、計算処理が終わったデータを受け取ったりするのがメインメモリの仕事。なのでメインメモリの容量が足りないとプロセッサーはスムーズに仕事を片付けていくことができません。

そのメインメモリの容量は最低4GB(ギガバイト)あれば十分です。最近は8GB必要と言われることもありますが、そんなにメインメモリを必要とする使い方は多くありません。ただ、あとから増やすのも手間やお金がかかるので、メインメモリは8GBあったほうが無難、という程度に覚えておくといいでしょう。

3.記憶装置はできればSSDで

記憶装置って何のこと? って思われるかもしれませんがハードディスクなどパソコンの中にあるWindowsやアプリケーションなどを保存しておくパーツです。

今まで記憶装置にはハードディスクドライブ(HDD)が長いあいだ使われてきましたが、HDDはデータの読み出しや書き込みスピードが遅いため、プロセッサーやメインメモリの足を引っ張る存在になってしまいました。

そこで近年はHDDの代わりにメモリを使ったSSDという記憶装置が増えています。

SSDは読み書きスピードが速いだけじゃなく、HDDのような機械部品がないので耐衝撃性にも優れているので、ノートパソコン用の記憶装置としてうってつけの存在です。

ただ、HDDに比べるとまだちょっと価格が高いのがデメリットですが、OSやアプリケーションはSSDにインストールし、データは外付けHDDに保存するように使い分けるといいでしょう。

【厳選】10万円以下で買える15.6型ノートパソコン、ベスト3

さて、パソコン選び3つのポイントをクリアしつつ、さらに予算10万円で収まるコストパフォーマンスに優れたノートパソコンを3モデル紹介しましょう。

価格を超えた質感が魅力の「HP Pavilion 15-cs0000」

「HP Pavilion 15-cs0000」は8万円台からのスタンダードなノートパソコンですが、価格を超えた高品質な仕上げが特徴的です。

天板は特殊な塗装で施されたセラミック・ホワイト、キーボード部分はモダンゴールドと、上級グレードに匹敵する質感の高さ。さらに15.6インチ・ノートパソコンでも持ち運ぶことを想定してボディのコンパクト化や軽量化などが計られているので、頻繁に持ち歩くことの多いユーザーにもお勧めのモデルです。

また、この価格帯でも指紋や顔認証でのログインにも対応しているなど、使い勝手の良さにも気配りされているのは、さすがパソコン世界シェアNo.1のHP(ヒューレット・パッカード)ならではです。

低価格なビジネス向けの「ThinkPad E590」

「ThinkPad」シリーズと言えば、言わずと知れたビジネス向けノートパソコンの代名詞的な存在。打ちやすいキーボードと使い勝手のいいトラックポイントで、何代にも渡って「ThinkPad」だけを使い続けているユーザーも多いのが特徴です。

「ThinkPad E590」は10万円以下の価格ながら十分なセキュリティ機能が備えられていたり、1時間で80%の急速充電が可能など、ビジネス用途に使いたいユーザーには、ぜひチェックしてもらいたいモデルです。

またレノボの直販サイトでは構成内容を柔軟にカスタマイズできるほか、クーポンコードを適用して表示価格より格安に購入することもできます。

パワフルな処理性能が持ち味の「m-Book G シリーズ」

m-book-G

マウスコンピューター「m-book G」

ふつう、ノートパソコンはバッテリーの駆動時間を延ばすために処理性能よりも省エネルギー性能を重視したプロセッサーを搭載するのですが、この「m-Book G シリーズ」はそんなの関係ねえ(古!) とばかりに処理性能を重視してですがデスクトップ用のプロセッサーを搭載しているのが特徴です。

とは言っても、そこは今どきのプロセッサー。デスクトップ用とは言っても、バッテリーの持続時間だって、そこそこ長持ちしています。Core i5プロセッサー搭載モデルで8.5時間というので、実際にはその8割でも6~7時間程度は大丈夫でしょう。

マウスコンピューターの直販サイトはパソコンの構成を細かくカスタマイズできるのが特徴ですが、言い換えると、ある程度パーツに関する知識がなければ難しいかもしれません。

ですが、先に紹介した通りプロセッサー、メインメモリ、記憶装置の3点さえしっかりおさえておけば大丈夫です。