昔は1文字ごとに念をこめて書いた「不幸の手紙」。子供のころに受け取ったことがある方もいるのではないでしょうか?
そんな「不幸の手紙」もインターネット時代になってからは「不幸のメール」になって、手軽に転送できるようになりました。そのせいで流通量は手紙の時代とは比べ物にならないほど、たくさん流されているようです。
IT系の情報サイト「INTERNET Watch」にこんな記事が掲載されています。
要するに、他人に不快な思いをさせないように受け取った「不幸の手紙」はここに送ってもいいですよというメールアドレスが用意されたわけです。
こんなサービスが提供されることの情けなさはともかく、一方的に送りつけられるメールを「チェーンメール」といいます。広告目的などで送りつけるメールの場合はタイトルに【未承認広告】と表示することが平成14年から義務付けられましたが、罰則規定が曖昧なため効果のほどは今ひとつです。
この法律では受信拒否の連絡をするための連絡先となるメールアドレスを表示することになっていますが、ご丁寧に連絡をすると、そのアドレスが現在使われている「有効な」メールアドレスだと教えてあげることになってしまいます。間違っても連絡をすることはせずに、あっさりと無視してあげるようにしましょう。
アウトルック エクスプレスのメッセージ ルールを作成
メールソフトの設定で、タイトルに【未承認広告】が含まれているメールを自動的に削除する方法を紹介します。この方法はメッセージ・ルールとかメッセージ・フィルタとか呼ばれるもので、毎日送られてくるメールを自動的に振り分けることができますから、ぜひ活用してください。
アウトルック エクスプレスの「ツール」メニューから「メッセージ ルール」「メール」と進みます。
「メッセージ ルール」画面の右上から「新規作成」をクリックします。
「新規のメール ルール」作成画面で「件名に指定した言葉が含まれる場合」「サーバーから削除する」にチェックを入れます。
「指定した言葉が含まれる」のリンクをクリックして、「単語の入力」画面に「未承認広告」
と入力して「追加」「OK」とクリックします。
「新規のメール ルール」画面に戻りますので「ルール名」に「未承認広告」など、自分がわかるようなルール名をつけます。
これで次回から件名に【未承認広告】が含まれるメールは、自動的に削除されるようになりました。
できれば「不幸のメール」にも件名に【不幸のメール】と入れるように義務付けられればいいと思うんですが。