m-Book N510 地味だけどまじめに作られたノートパソコン

 

マウスコンピューター「m-Book N510」シリーズは、道具としての性能をキッチリとおさえた「まっとう」なノートパソコン。

例えばボールペンに必要なのは握りやすくて滑らかな書き心地であり、デザインなどの付加価値は必ずしも重要ではないように、「m-Book N510」シリーズもデザインは素っ気ないし、わかりやすい派手な機能があるわけでもありません。ただ「ふつうのノートパソコン」としてちゃんと作られています。

ここではそんな「m-Book N510」シリーズの秘められた魅力やおすすめモデルなどについて紹介します。

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ほとんどの「ふつうのユーザー」が満足できる性能

ノートパソコンの価格帯を大きく分けると、

  • ベーシックな10万円以下
  • スタンダードな10万円~15万円台
  • ハイクラスな15万円以上

の3つに大別できます。量販店でも10万円~15万円台のモデルが多いように、このあたりがスタンダードなノートパソコンの標準的な価格帯と言えるでしょう。

「m-Book N510」シリーズもまさにその価格帯に属するモデルですが、その中身はワンランク上、少なくとも中の上に入れるくらいの実力を備えています。

ちょっと専門用語が出てきて恐縮ですが、パソコンの処理性能に大きく影響するパーツには

  • プロセッサー(処理を行うエンジン部分)
  • グラフィックス(描画や表示を担当)
  • ストレージ(データを保存する装置)

の3点があります。しかしどれか一つでも性能が低いと、そこが足を引っ張り全体の性能を下げてしまうので、一点豪華主義ではなくトータル性能が大切になります。

「m-Book N510」シリーズはこれら3点が平均点よりも高いレベルでバランスしているのでトータル性能は文句なし。価格を超えた処理性能が与えられています。

処理性能が大幅に向上したインテル・プロセッサー

パソコンの処理性能に最も大きく影響するのが、エンジン部分となるプロセッサー。「m-Book N510」シリーズには従来よりも大幅に性能が向上したインテルの第8世代「Core i7-8550U」プロセッサーが採用されています。

「Core i7-8550U」プロセッサーは旧モデルのプロセッサーに比べて命令を処理する「コア」という部分が2つから4つに増え、一度に最大8つの命令を同時に処理できるようになりました。

このおかげで従来のプロセッサーでは時間がかかってしまった処理でも、「Core i7-8550U」プロセッサーはスムーズに処理することができます。

新旧インテルプロセッサーの比較(右がm-Book N510)
  Core i7-7500U Core i7-8550U
コア / スレッド数 2コア / 4スレッド 4コア / 8スレッド
クロック数(動作周波数) 2.7 – 3.5GHz 1.8 – 4.0GHz
キャッシュ容量

L2:256KB×4
L3:4MB

L2:256KB×4
L3:8MB

軽いゲームや編集作業もこなせる表示機能

スマートフォンで撮ったビデオや写真を、動画サイトやSNSへ投稿する機会が増えています。そのときにビデオや写真をちょっと編集したいと思うこともあると思います。しかし編集作業には描画・表示性能がある程度高いグラフィックス機能が必要です。

グラフィックス機能にはプロセッサーに内蔵されているタイプと、独立しているタイプがあります。

もちろん描画・表示性能は独立タイプのほうが高いのですが、この価格帯のパソコンは内蔵タイプが多いため、ビデオや写真の編集にはちょっと厳しいものがほとんどです。

「m-Book N510」シリーズは10万円そこそこの価格でも、独立タイプの「NVIDIA GeForce MX150」というグラフィックス機能を搭載しています。GeForce シリーズの中では普及価格帯のグレードですが、それでもプロセッサー内蔵タイプに比べるとはるかに高い描画・表示性能を持っているので、軽い編集作業やゲームには十分な実力があります。

プロセッサー内蔵タイプ(UHD 620)と独立タイプ(MX150)との比較
  インテル UHD 620 NVIDIA GeForce MX150
GPUクロック数
※数値が高いほど高性能
300 – 1150MHz

1468 – 1532MHz

 

読み書きスピードが高速なM.2 SSD

これまでパソコンの記憶装置には長いあいだハードディスクドライブ(HDD)が使われてきました。

HDDは大容量で価格が安いのがメリットですが、読み書きスピードが遅くてプロセッサーの処理性能が上がってもHDDが足を引っ張ってしまうため、トータル性能を損なう張本人とされてきました。

そこで最近多くなってきたのが、SSDというメモリを使った記憶装置です。SSDは読み書きスピードがHDDより早く衝撃にも強いので、ノートパソコンにはピッタリの記憶装置です。

SSDとHDDの性能比較 ※マウスコンピューターのWebサイトより

「m-Book N510」シリーズには標準でSSDが採用され、グレードによってはSSD+HDDのハイブリッド構成になっているので、SSDのスピードとHDDの大容量という、いいとこどりが実現されています。

公式サイトではカスタマイズも可能

この記事を書いている時点で「m-Book N510」シリーズには3つのグレードが用意されています。その中で一番のおすすめモデルは、中間グレードの「m-Book N510SD-M2SH2」です。

上位グレードとの違いはメモリ容量と光学ドライブの違いだけなので、メモリは8GBで十分、光学ドライブもDVDでいいという人にはちょうどいいモデルです。

もしメモリだけは多めにしたいとか、光学ドライブはブルーレイにしたいなら、マウスコンピューターの公式サイトでカスタマイズすることができます。

パソコンのカスタマイズというと難しそうに思われるかもしれませんが、変更したい部分にチェックを入れるだけです。と言っても不安でしょうから、カスタマイズの手順を画像で紹介します。

まず最初にマウスコンピューター「m-Book N510」シリーズ iconのページに行ってください。※リンクをクリックすると新しいタブで表示されます。

 

ページが開いたら価格の横にある「カスタマイズ・お見積もり」をクリックします。

「カスタマイズ・お見積もり」ページでは保証内容を充実させたり「マイクロソフト オフィス」などのアプリケーションやマウスなどの付属機器も同時に購入できます。ページ下部には変更を反映した価格がリアルタイムで表示されます。

ここではおすすめモデル「m-Book N510SD-M2SH2」のメモリ容量を増やしてみましょう。

 

上の画像ではメモリ容量を標準の8GBから16GBに変更しています。ページの下部にはメモリの差額を反映した新しい価格が表示されました。他に変更したいところがなければ、ページ右下の「カート内容の確認に進む」をクリックします。

 

「カート内容の確認」ページではパソコンの構成内容や送料などを含めた総額が表示されます。よく確認してOKなら「ご注文者情報・支払い方法の入力に進む」をクリックします。

 

最終ステップが「ご注文者情報・支払方法の入力」になります。支払い方法や住所氏名など必要項目へ正確に入力してください。

 

派手さはないけれど、道具として完成度の高い名機

ここまで「m-Book N510」シリーズについて紹介してきましたが、なかなかしっかりした構成になっていることがお分かりでしょうか?

唯一の難点と言えば、やっぱり素っ気ないデザインでしょうね。今どき黒一色ではなく、せめてシルバーとか明るい色にしてほしいとも思いますが、「あえての黒」にしたところが「実はあなどれない奴なんだよ」という静かなアピールなのかもしれません。

「m-Book N510」シリーズについて、さらに詳しい情報は下記リンクからマウスコンピューターの公式サイトでご覧ください。