矢印のついたアイコンを、ショートカット・アイコンといいます。ショートカットは、そのプログラムやデータなどがすぐに使えるようにするためのスイッチの役目をします。本体は1つですが、ショートカットはいくつも作ることができます。
ショートカットの作り方
インターネットでWebサイト(ホームページ)を見ているときに、あとからもう一度見たいページがあります。でも「お気に入り」に登録するまでもない。そんなとき、Webサイトを見ているブラウザのアドレス欄にマウスを合わせると、マウスのポインタが手の形になります。
手の形になったら、マウスの左ボタンを押したまま、デスクトップ(パソコンの画面上)にズルズルッと移動させます。適当なところでマウスのボタンを離すと、デスクトップの上にショートカット・アイコンができます。
このショートカットには、今見ているWebサイトのアドレスが保存されているので、
次はこのショートカットをマウスの左ボタンでカチカチッとダブルクリックすれば、すぐに同じWebサイトを見ることができます。
ショートカットはワープロで作ったファイルなどでも作ることができます。マイドキュメント・フォルダに保存してあるファイルを頻繁に編集したいときなど、デスクトップの上にショートカットを作っておくほうが便利です。
その時は、ショートカットを作りたい元のファイルのアイコンの上で、マウスの右ボタンをクリックします。表示されたメニューから「送る」を選び、その中の「デスクトップ(ショートカットを作成)」を左ボタンでクリックします。
こうすれば元のファイルのショートカットがデスクトップにできますから、次回からはショートカットをダブルクリックするだけで、すぐに開くことができます。
ショートカットから本体の場所を探す
ショートカット・アイコンは、自分の本体がどこに保存されているか?という情報を持っているので、これを使って本体がある場所を見つけることもできます。
ショートカットをマウスの右ボタンでクリックすると表示されるメニューの一番下から「プロパティ」を選びます。
Windows XPでは「全般」「ショートカット」「互換性」と3つのタブのうち、「ショートカット」を選びます。「リンク先」欄に表示されているのが、ショートカットの実体がある場所です。
一番下にある「リンク先を探す」というボタンをクリックすると、本体が保存されているフォルダが開きます。
ワンポイント!
気がつくとデスクトップの上がショートカットだらけ!なんてことにならないように、普段あまり使わないショートカットは削除しましょう。ショートカットを削除しても、元のデータやソフトウェアがなくなることはありません。
デスクトップの上にたくさんショートカットがありすぎると、それだけパソコンが画面を表示するときの負担になり、パソコンの動きが悪くなります。あくまでデスクトップの上は、一時的な置き場所という使い方をしてください。
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