パソコンのトラブルは専門知識がないとお手上げ、な場合ばかりじゃありません。asahi.comに「まずケーブルを疑って」という記事が掲載されています。これを読んで思い出したエピソードをひとつ。
その昔パソコンサポートなどをしていたころ、「パソコンがネットワークにつながらない」という得意先からのSOS。外回り中でしたが一緒にいた同僚と急行しました。駆けつけてみると、みなさんお手上げという顔で我々の到着をお待ちに。
「このへんのパソコンだけ、つながらないんですよ~」
ん? このへんの? どうも接続できないのは一台だけじゃなく、隣り合っているパソコン数台だそうです。
同僚はさっそく一台ずつWindowsからシステムチェック。確かにその一帯のパソコンだけ、ネットワークにつながっていません。
パソコンから伸びるLANケーブルを辿っていくと、数本のケーブルがささったハブが机の脚に留められています。そしてハブから伸びる電源コードは床にダラリと・・・
コードをコンセントに入れると、無事にパソコンはすべて社内LANに接続出来るようになりました。電源コードを足で引っ掛けて抜いてしまったのに気づかなかったようです。
最初に電源を見ればすぐにわかったことですが、パソコンがつながらない=自分にはお手上げ
と決め付けてしまったために、数十分の時間といくらかのお金がムダに消えただけです。
パソコンのことだから何かあったら知識がないと治せない、という場合ばかりじゃありません。まずは当たり前のことから確認してみましょう。