インターネットの中でしか使われなかった「ググる」という隠語が会話の中でも使われるようになるほど、私たちにとってインターネット検索はすっかり日常的な習慣になりました。ちょっとでも気になることがあると、すぐにスマホで検索してしまうという人も多いのではないでしょうか?
たいていのことは一度検索すれば事足りることが多いのですが、自分がふだんから関心を持っているテーマや所属している業界のニュースなど、継続的にチェックし続けていたい情報もあります。
しかし、毎日欠かさずチェックし続けるのは意外と難しいもの。1日~2日情報収集を怠っただけで、大切な情報を見逃してしまうことにもなりかねません。
そうした継続的な情報収集に便利なサービスがGoogleアラートです。
収集したい情報に関するキーワードを登録しておけば、あとはGoogleが関連する最新のネット情報を自動的に配信してくれるサービスです。
GoogleアラートはGoogleアカウントさえあれば無料で使えるサービスなので、情報収集に使わない手はありません。
Googleアラートを始めよう
Googleアラートの利用に必要なのはGoogleアカウントだけ。もしまだ持っていなければ、先にアカウントを取得してください。
アカウントができたら、さっそくGoogleアラートを使ってみましょう。
WebブラウザでGoogleを開くと、ページの右上に下図のようなアイコンが並んでいると思いますので、左にある四角いGoogleアプリのアイコン(赤枠で囲った部分)をクリックします。
検索、マップ、ニュースなどGoogleが提供するサービスのアイコンが表示されますが、まだGoogleアラートのアイコンが表示されていなければ、下部の「もっと見る」や「さらにもっと」をクリックして鐘の形をしたアイコンを探してクリックしてください。
Googleアラートのページが開いたら、「アラートを作成」と表示されている入力欄にキーワードを登録します。
演算子を使ってキーワードを絞り込む
キーワードを登録するときに活用していただきたいのが演算子。演算子をうまく使うことで精度の高い情報をゲットすることができます。
Googleで何かのキーワードを検索するとき、「カレー ダイエット」のように複数のキーワードをスペースで区切って指定すると、「カレー」と「ダイエット」の両方が含まれる情報を拾ってきてくれますね。これは「カレー and ダイエット」や「カレー +ダイエット」の演算子を省略してもいいことになっているからです。
Googleアラートにキーワードを登録するときも、検索キーワードを入力するときと同じように、複数のキーワードを使って情報を絞り込んでいくことができます。
また、検索結果に含めたくないキーワードがあるときは「カレー –飲み物」のようにマイナス記号をキーワードの頭につけたり、「カレーライス」と「ライスカレー」のどちらでもいい場合は「カレーライス or ライスカレー」のようにor演算子を使って、情報をふるいにかけることができます。
これらの方法は、ふだんGoogleで検索するときにも使えるテクニックですので、ぜひ活用してください。
ちょっと要注意なオプション設定
キーワードを登録したら、オプション設定も忘れずに行ってください。
「頻度」「ソース」「言語」「地域」は、それぞれ好きなように指定すればいいのですが、「件数」だけは少し注意が必要です。
「件数」のオプションには「上位の結果のみ」と「すべての結果」の2通りありますが、「上位の結果のみ」にしてしまうとキーワードによっては偏った情報しか得られないことがあります。
というのは、Googleで上位に表示されるのは大手のサイトが多いので、「上位の結果のみ」にすると、情報源が新聞社など大手のマスコミばかりになり、偏向報道やフェイクニュースばかり届いてしまうことがあります。
政治・経済などについて幅広い情報を得るためには、「件数」オプションは「すべての結果」にしておくことをおすすめします。