子供を有害サイトから守る

スポンサーリンク

悪質な有害サイトが犯罪やいじめの温床となる事件が増えています。

インターネットは匿名性が高く誰にも知られずアクセスできるため、犯罪やいじめに利用されてしまうと外からは見えないまま事態が進展してしまう危険性があります。

さらにアクセスが簡単なインターネットの利便性は、知らないうちに危険に巻き込まれるという可能性も含んでいます。

こうした現在の状況を踏まえて、子どもたちを危険なWebサイトから守る方法を考えてみましょう。

インターネットは無法地帯?

インターネット上には無数の悪質なWebサイトがあります。自殺する仲間を募るサイトや他人や自分を殺すように依頼するサイト。最近ではいじめの手段として開設される「学校裏サイト」と呼ばれる掲示板サイトも増えています。

子どもたちが有害サイトへアクセスすることを言って聞かせるだけでは難しいでしょう。パソコンや携帯電話をどう使っているか、親が一日中監視するわけにもいきません。ちょっとした好奇心があれば、キーを押すだけで見ることができてしまいます。興味があれば親の目を盗むまでもなく、軽い気持ちでアクセスするかもしれません。

有害サイトから子どもたちを守るためには、フィルタリング・ソフトを導入するのが現時点では一番いい方法です。

フィルタリング・ソフトは信頼性と使いやすさがポイント!

フィルタリング・ソフトとは有害サイトへのアクセスをブロックするソフトです。

パソコンで使えるフィルタリング・ソフトには無料のものもありますが、日々増殖し続ける有害サイトへの対応は充分ではありません。

こうした無料のフィルタリング・ソフトの場合、有害なWebサイトのアドレスや、有害なキーワードを含むWebサイトを大雑把に登録しているものも多く、フィルタリングの正確さについては期待できません。

例えば「自殺」というキーワードを含んだWebサイトを全部フィルタリングしてしまうと、「一緒に自殺しませんか?」という内容のWebサイトと、「自殺する前に悩みを相談してください」という思い留まらせようとするWebサイトが一緒くたになってブロックされてしまいます。

現在、国内で最も使われているのは「i-フィルター」というフィルタリング・ソフトです。「i-フィルター」は人の目で実際にWebサイトを確認して有害かどうかを判断し、新しく開設された有害サイトの登録や、ユーザーからの申請による登録など高い精度を持っています。

また、個人情報の保護機能や子どもがパソコンを使う時間帯を限定したりする機能なども持ちつつ、使いやすさに定評があるので、学校などの教育機関でも採用されています。

最近では大手のパソコンメーカーでも付属ソフトとして添付されている場合もあるので、もう一度お使いのパソコンに付いているソフトを確認してみるといいでしょう。

最後はやっぱり親子の理解で

フィルタリング・ソフトを導入するとき、気をつけて欲しいことがあります。それは事前に子どもに対して説明しておくことです。

子どもの立場からすると、突然フィルタリング・ソフトを導入されるのでは、自分が信頼されていないという気持ちになります。有害サイトが犯罪やいじめに関わっている事件が多いから、こういうソフトを使おうね、と話をしておくことが大切でしょうね。