Googleから日本語入力システムが公開されたので、さっそく使い勝手を試してみました。利用できるシステム環境は、Windows 7、Vista、XPの各32bit版及びMacOSです。
インストールはダウンロードの画像をクリックすると自動的に終了。「Google 日本語入力を規定のIMEとして設定する」にチェックが付いたまま完了すると、タスクバーのIMEアイコンがGoogle IMEに変更されます。
チェックを外して完了した場合は、Windowsのコントロールパネル「キーボードまたは入力方法の変更」→「キーボードと言語」→「キーボードの変更」から指定するか、タスクバーからMicrosoft IMEと切り替えることができます。
予測変換とサジェスト機能で入力が楽に
Google IMEはインターネット上で検索に使われた語句を元にした辞書を持っているそうで、使いはじめてすぐにキーワードが変換候補として表示されます。
例えばクレヨンと入力しただけで「クレヨンしんちゃん」が候補に。今日と入力すれば「2009/12/03」と日付も表示されます。こんなふうに次々と変換候補が表示されるので、文章を入力するスピードがMicrosoft IMEより全然違いますね。
変換候補はユーザーの入力からも学習するので、使えば使うほど狙い通りの候補が出てくるようです。
ユーザー辞書のインポート
またGoogle IMEに単語登録をするにはIMEバーから「辞書登録」で行うほか、Microsoft IMEの辞書をインポートすることもできます。
辞書をインポートするには、一度テキストファイルに書き出しておく必要があります。Microsoft IMEの「辞書ツール」の「ツール」メニューから「一覧の出力」で任意の場所に保存。
Google IMEに切り替え「ツール」→「辞書登録」→「管理」メニューから「新規辞書にインポート」または「選択した辞書にインポート」。これで今まで使っていたMicrosoft IMEの辞書がGoogle IMEでも使えるようになります。
ベータ版にしてはまずまず
ちょっと不便なのが、Microsoft IMEのように句読点の入力で変換できないところ。もうちょっと細かい設定ができたらということもあるんですけど、それでも十分実用レベルじゃないかと。特にVistaのIMEよりは賢いんじゃないでしょうか?
最初はなんでGoogleがIMEを?と思ったんですが、「Google Chrome OS」用ですね。なかなか良さそうなんで、このまましばらく使ってみます。