中古パソコンの購入は、信用できる販売店を見つけることが肝心です。
ではどうやって信用できるかどうかを判断するかと言うと、販売店のWebサイトの中から特定のページを重点的に見たり、電話や電子メールを使って問い合わせに対する反応をチェックします。
Webサイトのここをチェック!
中古販売店のWebサイトで特に重視するのは、保証に関する説明です。
どこの販売店のWebサイトにも保証内容について記載してあるページがあるはずですが、保証期間だけではなく、どこからどこまでが保証の対象となるのか?に注意してください。
外観のキズや汚れなどについては中古である以上、保証の対象外となる場合がほとんどです。またノートPCのバッテリーは消耗品であるため、保証外となるのは仕方ありません。
また返品したい場合は購入後、何日まで可能なのか?その際の送料や手数料なども事前に確認しておきましょう。
保証規定はあまり細かすぎるのも困りますが、逆に大雑把過ぎてもトラブルの原因になります。
見た目のデザインで判断しない
Webサイトというのはある意味便利なもので、どんな企業や個人が運営するサイトであろうが、デザインさえキレイなら信用できそうなイメージを与えることができます。
実際には在庫がなくても商品データはいくらでも掲載できるため、ページ上で賑わいを演出して、さも売れていそうな雰囲気にすることもできます。Webサイトは立派なのに、実店舗は閑古鳥が鳴いているかもしれません。
そこでもう一つ注目するページは会社概要のページです。販売店としてWebサイトを公開するなら、企業データの掲載が義務付けられています。そこで所在地や代表者名のほか、設立年度や年商などの情報もあればチェックしておきましょう。
所在地が遠すぎると、パソコンの価格が安くても送料が高くつくことにもなります。また登記されている会社名とは別の名前でWebサイトが作られていることもあるので、会社概要に記載された社名で検索してみると、別の情報が得られるかもしれません。
中古販売店の評判を検索
販売店のWebサイトをチェックしたら、次は実際に利用したことのあるユーザーの評判を探してみましょう。
検索サイトで「ショップ名 評判」と入れてみるのも方法ですが、広告収入が目的のアフィリエイトサイトの場合は特定の中古パソコン店を過剰に褒めちぎっていることも非常に多く見られます。
有名どころの中古販売店の名前で検索すると、そうした提灯記事が満載のアフィリエイトサイトばかりヒットしてしまうこともあるので、教えて!gooなどを使うほうがリアルな評判が見つかるでしょう。
メールと電話で販売店の対応をチェック
ここまではWebサイトを使って間接的に中古販売店の情報を調べてきました。最後の仕上げは直接コンタクトです。百聞は一見に如かずと言いますから、実際にショップの対応を自分で確認することも大切です。
まずはメールから
出会い系サイトのような小見出しになってしまいましたが、ファーストコンタクトは中古販売店に問い合わせのメールを送ってみましょう。OSは正規のWindowsが付属しますか? とか、保証についての突っ込んだ質問でも構いません。メールを送ったら遅くても翌日には返事が欲しいところです(休業日を除いて)。
また返信のメールには、こちらの疑問を解消する答えがハッキリ書かれているかがチェックポイントです。Webサイトに書かれているとおりの文面だったり、なんとなく逃げ腰な文面だなぁ・・・と感じたら要注意かもしれません。
たかがメールの返信一つでも、けっこう判断材料にはなるものです。
電話で生の反応を探る
ここまで疑わなければ中古パソコンは買えないのかとウンザリしているかもしれませんが、安くても数万円の買い物です。あと一歩がんばりましょう。
最後は直接ショップに電話をして、対応ぶりをチェックします。無愛想な受け答えをするような店はその時点で却下したほうが賢明です。販売店は他にもたくさんあります。
また「少々お待ちください」と言われたあと、延々と保留されるショップも不安です。この人パソコンに詳しくないんだろうかとか、どう答えるか相談してるのかなどと心配になりそうです。
すぐに詳しい人に変わってくれればいいのですが、延々と保留のメロディーを聞かせるような店はここで減点です。
電話の応対は店員さんの人柄にもよりますが、最低限社会人としてマナーのある対応をしてくれれば、まずは及第点でしょう。