文字化けとは?原因と対処法をわかりやすく解説!

基本操作
記事内に広告が含まれている場合があります。

パソコンを使っていると、「あれ?文字がぐちゃぐちゃで読めない!」なんて経験、ありませんか? まるで暗号のような、意味不明な記号が並んでいる状態。これが「文字化け」です。そんな時、どうすればいいの? この記事を読めば、文字化けの原因と直し方が分かります!

今回は、文字化けがなぜ起きるのか、どうすれば直せるのかを、パソコン初心者さん向けに分かりやすく解説します。文字化けは決して怖いものではありません。原因と対処法を知っていれば、きっと解決できますよ!

スポンサーリンク

そもそも「文字化け」って何?

文字化けとは、コンピューター上でテキスト(文字)が表示される際に、本来表示されるべき文字とは異なる、意味不明な記号や記号の羅列になってしまう現象のことです。

文字化けしたテキスト

例えば、「こんにちは」と表示されるはずが、「縺縺繧ゅs縺ィ縺」のように表示されてしまうような状態です。これでは、書かれている内容を理解することができませんね。

スポンサーリンク

なぜ文字化けは起きるの?

文字化けが起きる主な原因は、コンピューターが文字を扱う仕組みに関係しています。

コンピューターは、私たちが普段使っている「あ」や「A」といった文字を、そのままの形では理解できません。コンピューターが理解できるのは、「0」と「1」の数字の並びだけです。

コンピュータは、全てのデータを0と1で処理する

そこで、文字をコンピューターが理解できる「0」と「1」の並びに変換したり(これをエンコードといいます)、逆に「0」と「1」の並びを私たちが読める文字に戻したり(これをデコードといいます)するルールが必要になります。この変換や復元のルールを「文字コード」と呼びます。

文字化けは、この「エンコード」と「デコード」の際に使われる「文字コード」が、送り側と受け側で一致しない場合に発生することが多いです。

例えば、

  1. Aさんが「Shift_JIS」という文字コードで文章を作成し、保存しました。

  2. Bさんがその文章を開こうとしましたが、Bさんのパソコンは自動的に「UTF-8」という別の文字コードで読み込もうとしました。

この場合、Aさんが「Shift_JIS」で変換した「0と1の並び」を、Bさんのパソコンが「UTF-8」という別のルールで文字に戻そうとするため、正しく文字が表示されず、文字化けしてしまうのです。

他にも、以下のような原因が考えられます。

  • 対応するフォントがない: 表示しようとしている文字に対応したフォント(文字の形をデザインしたもの)がパソコンにインストールされていない場合も、正しく表示できないことがあります。

  • ファイルやデータの破損: ごくまれに、ファイル自体が壊れてしまっている場合にも文字化けが起きることがあります。

スポンサーリンク

文字化けを修正するには?

文字化けしてしまった場合、いくつか試せる対処法があります。まずは落ち着いて、以下の方法を試してみてください。

1. 表示する文字コードを変更してみる

これが最も一般的な文字化けの直し方です。多くのアプリケーション(Webブラウザやテキストエディタなど)には、表示する文字コードを変更する機能があります。

  • Webブラウザの場合:

    • ブラウザの設定メニューの中に「エンコード」や「文字エンコーディング」といった項目があることが多いです。

    • そこで、「日本語(Shift_JIS)」や「日本語(EUC-JP)」、「UTF-8」などを順番に試してみてください。正しい文字コードを選ぶと、文字化けが解消されることがあります。

  • テキストエディタの場合:

    • 「ファイル」メニューや「書式」メニューの中に「エンコード」や「文字コード」といった項目があります。

    • 同様に、いくつかの文字コードを試してみてください。

2. 別のアプリケーションで開いてみる

特定のアプリケーションだけで文字化けする場合、そのアプリケーションの文字コードの扱いに問題があるのかもしれません。別の互換性のあるアプリケーションでファイルを開いてみると、正しく表示されることがあります。

例えば、特定のテキストエディタで文字化けするなら、Windows標準の「メモ帳」や別のフリーのテキストエディタで開いてみる、といった方法です。

3. フォントを確認・追加する

特殊な文字や記号が文字化けしている場合は、その文字を表示するためのフォントがパソコンにない可能性があります。必要であれば、対応するフォントをインストールすることで解決することがあります。ただし、これは一般的な文字化けよりは稀なケースです。

4. アプリケーションやパソコンを再起動する

一時的な不具合で文字化けしている可能性もゼロではありません。文字化けしているアプリケーションを一度閉じてから再度開いてみたり、パソコン自体を再起動してみたりすることで、問題が解消されることがあります。

5. ファイルの送信元に確認する

もし、誰かから受け取ったファイルで文字化けが発生している場合は、ファイルを送ってくれた人に「どの文字コードで作成・保存しましたか?」と確認してみるのが一番確実です。教えてもらった文字コードで開けば、文字化けは解消されるはずです。

まとめ

文字化けは、コンピューターが文字を扱う際の「文字コード」の不一致などが原因で起こる現象です。見た目はびっくりするかもしれませんが、原因の多くは文字コードの指定を間違えていることによるものです。

文字コードの変更など、いくつかの簡単な対処法を試すことで、ほとんどの場合は文字化けを解消することができます。もし文字化けに遭遇しても、慌てずに今回ご紹介した方法を試してみてくださいね。

文字化けの仕組みを少し理解しておけば、いざという時も落ち着いて対処できるはずです。