AIの普及により、私たちのような一般的なPCユーザーでも手軽に画像や動画を生成することができるようになりました。
しかし、実際には、なかなか思ったような画像や動画は作れず、手間ばかりかかる割には作品としてのクオリティーは???ということも多々あります。
そんな中で、今ホットな注目を集めているのがMootionというAIサービス。
今回は、このMootionがどれだけ使えるのか? を、実際に作品を作って検証しました。その結果は? と言う前に、Mootionについての概要を、ChatGPTさんに語っていただきましょう。
Mootionは、AI技術を活用した動画生成プラットフォームで、テキストからリアルな3Dアニメーションを自動生成できるのが特長です。直感的な操作でキャラクターの動きや表情を指定でき、専門知識がなくても高品質な映像制作が可能です。映像制作の効率化を図りたいクリエイターやマーケターに適しており、ゲーム、教育、広告など幅広い分野で活用が期待されています。AIによる動作解析やモーション補完により、自然で滑らかなアニメーション表現が実現します。
YouTubeでMootionを紹介している動画を観て、すぐにユーザー登録。ほんとうに実用的なクオリティーの動画が生成されるのかを試してみるために、2つの動画を作ってみました。
サイクリングロードの不思議な影
まずは、僕が中学生時代に体験した、地元での心霊現象? の体験をMootionで動画にしてみました。
画像はアニメ調を選択しましたが、自転車がちゃんと描画されていなかったり、何度プロンプトを書き直しても従ってくれないなど、なかなか思うような出来栄えにはなりませんでした。
とくに、「two boys」と指定しているのに3人以上になってしまうことが何度もあり、そこは諦めてしまいました。
Mootionが作ったプロンプトを見ても、かなりAIによる拡大解釈がなされているようです。プロンプトを修正しても、なかなか意図した構図にはなってくれません。
しょうがないので、他の画像生成AIで作った画像と差し替えようとしましたが、何度試してもエラーになってしまいました。
昭和40年代の夢と希望の時代
次に作ってみたのは、日本が高度経済成長期だった昭和40年代を解説する動画です。
こちらは、ChatGPTに書いてもらった文章を、そのままスクリプトにしています。
この動画も、いきなり「どこの国?」と思うような光景から始まってしまいました。また、登場人物も外人で、とても日本の歴史を語る動画とは思えない絵図になっています。駅のホームを描いた画像も構成が破綻してますね。
結論:実用には、まだまだかなぁ……
結論としては、課金してゴリゴリ使い倒すには、まだ実用性は低いと感じざるを得ませんでした。
しかし、YouTubeでMootionを紹介している人たちの動画を観ると、なかなか良いクオリティーの作品があるので、私の使いこなしが未熟だったせいもあるようです。でも、簡単さをアピールするなら、もう少し改良してほしいところです。
以上、現場からでした!