AMD CPU搭載PCでWindowsアップデート後に起動できなくなる症状と対策

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新年、明けましておめでとうございます。本年も『知っ得!パソコン塾』をよろしくお願いします<(_ _)>

と、ふつうなら当たり障りのないご挨拶で終わるところですが、新年早々マイクロソフトがAMDユーザーに対するピンポイントなテロを行ってくれました。

ニュースで報じられたとおり、Intel、AMD、ARM社製のプロセッサに、本来は外部からアクセスできないはずのメモリ空間に侵入される可能性がある、という脆弱性が発表されました。

さっそくマイクロソフトが通常のWindowsアップデートのスケジュールを前倒しして更新プログラムを配布していますが、我が家のパソコンのうち一台がアップデート適用後に起動できない状態になりました。

具体的な症状としては、アップデート後に再起動するとき、Windowsのロゴマーク(窓の画像)が表示されたまま、いくら待っても起動しません。

検索してみると、どうやらAMDのAthlon 64 X2というプロセッサを搭載しているパソコンでは、KB4056892というアップデートプログラムのインストールに失敗するという極めてレアなケースのようです。

AMDのAthlon 64 X2は10年くらい前の古いプロセッサなので、ほとんどのパソコンユーザーには無関係な話ですが、我が家にある「eMachines J4514」という10年選手のデスクトップパソコンがばっちり該当してしまいました。

起動時に固まる→電源ボタンで強制的に再起動→起動時に固まる→電源ボタンで強制的に再起動・・・の無限ループになりましたが、出勤前だったので試しにコンセントを抜いて出かけました。帰宅後電源を入れてみると無事にWindows10が起動しましたが、やっぱりKB4056892のアップデートには失敗します。

このままだと、また起動しなくなってしまうのでWindows アップデートを一時的に止めることにしました。

と言ってもWindows10では強制的にアップデートが実行されてしまうので「Windows10 設定変更ツール」というフリーソフトを使用しました。

 

マイクロソフトがAMDプロセッサに対する不具合をいつ修正してくれるかわかりませんが、しばらくはこれで様子を見ようと思います。もし修正されなければ、このパソコンはいよいよ引退ですね。

追記:

どうも原因はAMDのほうにあったようです。AMDが早急に対策してくれることを期待しますが、それまでのあいだマイクロソフトは該当するAMD搭載機種へのアップデートプログラムの提供を停止するそうです。

一部の AMD ベースのデバイスに対する Windows オペレーティング システムのセキュリティ更新プログラムの提供停止

コラム
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