「パソコン操作、同じ動作が多くてめんどう…」「もっとサクサク作業したい!」そう感じたことはありませんか? マウス操作ばかりに頼っていると、意外と時間がかかってしまうもの。実は、キーボードには作業効率を格段にアップさせる魔法のキーがあるんです。それが、Windowsキー(Winキー)です!
Windowsキーと他のキーを組み合わせるだけで、ファイルの管理から画面の整理、そして設定へのアクセスまで、PC操作の多くの手間が劇的に減ります。
特にPCを使い始めたばかりの初心者の方にとって、このショートカットを覚えることは、PCスキルアップへの第一歩になりますよ。難しそうに聞こえるかもしれませんが、ご安心ください。この記事では、誰でもすぐに使える、本当に役立つWindowsキーの便利技を、5つだけ厳選してご紹介します。
この記事を読み終える頃には、あなたのPC操作はきっと見違えるほどスムーズになっているはず!時短テクニックをマスターして、今日からキーボードの達人になりましょう!
Windowsキーで劇的に変わる!初心者向け時短ショートカット5選
Windowsキーは、キーボードのいちばん下の列、左から2番目あたりにある、Windowsのロゴマークが入ったキーキーです。このキーを単体で押すか、他のキーと組み合わせることで、さまざまな便利機能が起動します。

以下、この記事では、Windowsキーを[Win] と表示します。
[Win] スタートメニューの表示/非表示
[Win]を単体で押すと、Windowsのスタートメニューが開きます。もう一度押すと、閉じます。
このほうが、画面の左下隅にあるWindowsロゴをマウスでクリックする手間が省けます。特に、アプリ名を入力して検索したい時に便利です。キーを押してすぐに入力を始められるため、マウス操作に比べて圧倒的に速く目的のアプリやファイルを見つけられます。
[Win] + D デスクトップの表示/非表示
「たくさんのウィンドウを開きすぎて、デスクトップが見えない!」という時、を押すと、開いていた全てのウィンドウが一瞬で非表示になり、デスクトップが表示されます。
これによって、デスクトップに置いたファイルやショートカットにすぐにアクセスできます。もう一度[Win] + Dを押せば、ウインドウが元の状態に復元されます。
[Win] + E エクスプローラーの起動
[Win] + Eで、PCのファイル管理を行う「エクスプローラー(フォルダの画面)」を瞬時に開けます。
「ダウンロード」フォルダや「ドキュメント」フォルダなどに素早くアクセスできるので、覚えておいて損はないショートカットです。
[Win] + 矢印キー ウィンドウの画面分割
Webブラウザを見ながらレポートを書く。そんなときに便利なのが、[Win] + 矢印キー。
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分割したいウィンドウをクリックして、アクティブな状態にする。
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を押す。これで、ウィンドウが画面の半分にピタッと吸着します(これを「スナップ機能」と呼びます)。
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残りの半分の領域には、現在開いている他のウィンドウの候補が表示されるので、見たいものをクリックすれば、左右に均等に並んだ状態が完成します。
この方法を駆使すれば、画面を4分割にすることも可能です(実用的かはおいといて)。

[Win] + 矢印キーで、画面4分割も可能
[Win] + L 画面のロック
PCで作業をしているとき、ちょっと中座したい時がありますよね。その時、画面が丸見えのままだとセキュリティー的にもNG! そんなときは、[Win] + Lを押すと、画面をロック状態にできます。
これで、中座しているときに画面を見られたり、勝手に操作されることを防ぐことができます。
便利なのはわかった。でも、[Win]キーが押しにくい位置にあるからヤダ?
覚えてしまうと、これだけ便利な[Win]キー。なのに、意外と活用している人は多くありません。その理由は、わかります。[Win]キーの位置が、とっても使いづらい位置にあるからでしょう?
そこで解決策を教えましょう。それは、[Win]キーの機能を他のキーに割り当てる方法です。たとえば、ふだん活用することの少ない[Caps Lock]キーと[Win]キーを入れ替えてしまえば、[Win]キーの機能がぐっと使いやすくなります。
「Change Key」を使って、[Caps Lock]キーと[Win]キーを入れ替える
キーを入れ替えるには一般のフリーソフトを使う方法もありますが、今回は『Change Key』というツールを使ってみます。
※『Microsoft PowerToys』を使う方法もありますが、こちらの環境では一部のショートカットがうまく動作しなかったため、『Change Key』でキーマッピングを変更しています。
『Change Key』のダウンロード
『Change Key』をインストールするには、『窓の杜』からインストーラをダウンロードします。
インストーラは、LHA形式(拡張子はLZH)という少し古い形式で圧縮されていますが、Windows標準の機能では圧縮・解凍ができませんので、圧縮・解凍ソフト『Lhasa』もインストールします。
『Lhasa』で『Change Key』を解凍したら、フォルダの中にある「ChgKey.exe」を右クリックして、「管理者として実行」から起動します。

上図のようにキーを選択したら、「登録」メニューから「現在の設定内容で登録します」をクリック。続いて、再起動を促すダイアログが表示されるので、そのまま再起動してください。再起動後には[Win]キーと[Caps Lock]キーが入れ替わっているはずです。
これで[Win]キーが、ぐっと使いやすくなりました。今日からは、どんどん使いこなして作業効率を上げてください。


