CULVなCPUってなんだ?

2008年を席巻したネットブックパソコン。安くて持ち運べる手ごろ感で未曾有(みぞう)の不況でもバカ売れしました。ところが最近はネットブックみたいだけど、ちょっと違うっぽいミニノートパソコンが賑わいを見せています。

新しいミニノートパソコンはネットブックPCよりちょっと大きいサイズと、ちょっとだけ高いお値段。よく見りゃCD・DVDドライブまで付いているものも。しかも各社一斉にスタート状態で新製品ラッシュ!

はたしてこれはなんだろう? ということで久々の「編集部レポート」は、いつもの二人が登場します。

早いっすね。このあいだ登場したとき夏のボーナス心配してたら、もう冬のボーナス時期ですよ。

その夏も今年はパソコン売れなかったみたいだなぁ。ボーナスはエコポイント家電に持ってかれたし、秋にはWindows 7が登場するってんで、みんなパソコン買い控えたんだろうな。

この冬もエコポイント家電は強いでしょうけど、Windows 7の登場でやっとパソコンも売れてきたみたいっすね。

ところで最近「CULV」って単語よく見ますよね。年末商戦はひょっとすると、このCULVなノートパソコンがヒットするかも?っていうテーマで逝きませんか?

おまえ、逝ってどうすんだよ?もうおまえのぶんも年賀状印刷しちゃったぞ!

すんまそん!管理人の変換ミスです・・・

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CULV:Consumer Ultra Low Voltage

え~と、こんしゅ~ま~、うるとら、ろ~、ぼるたげ?

お約束のボケですね。「コンシューマ・ウルトラ・ロー・ボルテージ」、つまり「消費者向けの超低電圧版プロセッサ」って意味ですよ。これが略して「CULV」って言われてます。

じゃあ「CULV」はどう発音すんだ?「かるぶ」?

いえ、あんまり「かるぶ」は聞かないですね、今んとこ・・・

そろそろ本題に入るとですね、「CULV」なノートパソコンがこの冬のトレンドに来ちゃうかも?って話です

なんか、バブル期の雑誌みたいなキャッチフレーズだな

ネットブックより高性能、A4ノートより低価格

夏に「ネットブックにガッカリしないために」って話したじゃないですか。であのときはネットブック買うより、通販で安いノートパソコン買ったほうがいいかも?って内容でしたよね。

今度の「CULV」なプロセッサを搭載したノートパソコンっていうのは、大きさが11~13インチくらいとネットブックと同じか一回り大きめ。機種によってはCDやDVDドライブ搭載モデルもあります。

しかもCPUはネットブックに使われた非力なAtomと違って、CeleronやCore 2 Duoの超低電圧版ですから、処理性能もそこそこ良くてお手軽価格っていうジャンルみたいです。

つまりネットブックにガッカリしちゃった人が多かったから、次はこれにしろってんだろ?

早い話がそうですね。ネットブックがいくら売れても、Intelやパソコンメーカーにとっては、薄利多売を通り越して自転車操業みたいなもんです。

そこでもう少しパソコンとして普通に使える性能にして、もう少し高い金額で買ってほしいというのが「CULV」なノートパソコンなわけです。

だったら最初からそれ出せばいいじゃねえか。ネットブック買った人は怒るぞ。なんかさぁ、Windows 7もそうだよな?

Vistaなんていう最悪で○○なOS出しときながら、今度はそれを改良しましたってのがWindows 7だろ?そういうのって新しくいいものが出たっていうより、失敗を取り返しただけじゃん!

いや、ボクに怒っても・・・
もしかして、冬のボーナス心配してます?

まあ編集長の言うことも一理ありますけど、今度の「CULV」プロセッサを搭載したノートパソコンって意外といけるんじゃないかって思いますよ。

普通に使えるモバイルPCが、やっと手ごろに

13インチクラスのノートパソコンって、ビジネス向けに丈夫な作りが売りでしたけど、そのぶん価格がメチャ高かったじゃないですか。普通に20万円前後とか。

でも一般ユーザーの中にも、モバイルPCをプライベートで使いたいっていうニーズはあったんです。それが価格の安いネットブック人気につながったんですけど・・・

でもネットブックはパソコンとしてはお粗末だったと。正直もうちょっと期待してたっていう意見も多いからなぁ。

はい。だから今度の「CULV」プロセッサを搭載したノートパソコンは、価格もそこそこ、性能もそこそこで、けっこう売れるんじゃないかと思うんですよね。

CULVプロセッサ搭載のノートPCをチェック!

百聞は一見にしかずですから、まずはCULVプロセッサを搭載した製品を見てみましょう。

Inspiron 13z

CULVプロセッサ「Intel Core 2 Solo SU3500」または「Intel Core 2 Duo SU9400」を搭載したDellの13.3インチ・ノートPC。OSはWindows 7、メモリは最大6GBまで選択できるほか、ビデオには「NVIDIA GeForce G105M」を指定することも可能。もちろんDVDスーパーマルチドライブも内蔵。
2008年11月現在、ベーシックパッケージは79,980円。

FMV-BIBLO LOOX C/E70(マリンブルー)

CPUには同じく超低電圧版「Intel Core 2 Duo SU9400」搭載。
画面サイズは11.6型、CD・DVDドライブもなしと、ネットブック同様にモバイル性を重視しているが、キーピッチを19mm取っているため入力のしやすさはまずまず。1.6kgの軽さとストレスのない処理性能で人気モデル。
価格は富士通の直販サイトで99,800円。

富士通は10万円って立派な価格してんじゃねえか?確かにネットブックに比べりゃ性能はいいかも知れないけどなぁ。

まあ店頭での実売価格となれば、年末商戦でもうちょっと下がるかもしれませんね。この2機種はCULVプロセッサ搭載のミニノートPCでも人気があるモデルなんですが、やっぱりDellの安さはスゴイですね。

DellでCULV搭載の11インチって言えば、Inspiron 11zもあるよな。これだと59,980円って、ネットブックと変わんない価格じゃん!じゃ、俺こっち!

編集長、毎日ここにいるのにモバイルPC必要ですか?

やっぱほら、家のパソコンは嫁と共有だからさ。見られたくないネットの履歴ってあるじゃん?これなら動画もサクサクだろうし、いろんな意味でいいよな?

独身なんで、そういう苦労はわかんないですけど・・・