バックアップ本来の目的からすれば、パソコンのハードディスク以外に保存することが正しい手段です。
このページでは、データのバックアップに適したメディアを見ていきます。
フロッピーディスク
最も手軽なメディアはフロッピーディスクですが、保存できる容量が1メガしかなく大量のデータは保存できません。
また、ノートパソコンにはフロッピードライブが搭載されていないモデルもあります。
それでも、ちょっとしたデータを保存したいときには、今でもでも重宝するメディアです。
CD-RとCD-RW
CD-Rは、現在もっとも普及しているメディアでしょう。価格も1枚あたり80円前後と手軽です。
保存できる容量は、650メガバイトから700メガバイトです。ハードディスク自体が数十ギガバイトと大容量化されているので、すべてのバックアップには間に合わないこともありますが、個人での使用状況なら十分なことが多いでしょう。
CD-Rが基本的に一回しか書き込みができないのに対して、CD-RWは何度も消去と書き込みができます。但しバックアップという性質から考えると、誤って消去してしまう可能性もあるのでお勧めしません。
Windows XPでは、CD-RやCD-RWへデータをバックアップするとき、メディアへドラッグ&
ドロップするだけで保存することが可能です。その他のOSでは、メディアへの書き込みを行うライティング・ソフトが必要になります。
DVD-R
片面4.7ギガバイトと、CD-Rに比べて約7倍の容量を持っています。バックアップするデータの容量によっては、丸ごとバックアップすることも可能です。
オンライン・ストレージ
オンライン・ストレージとは、Webサーバ上に自分のパソコンからデータを保存できるサービスです。
Yahoo! Japanでは「Yahoo! ブリーフケース」という名称で、無料の会員登録をすると30メガバイトまでのデータを保存することができます。フロッピーには入らないが、CD-Rに保存するほどではない容量のデータを保存するとき便利です。
設定によって、保存したファイルを他の人と共有することもでき、デジカメで撮影した画像などを親類・知人に見せたいときなどにも使えます。
外付けハードディスク
外付けハードディスクはUSBなどで接続できる大容量のハードディスクです。
200ギガバイト前後の容量を持つ外付けハードディスクが、1万5千円前後の価格で購入できます。データのバックアップも、ファイルやフォルダをドラッグ&ドロップするだけで簡単です。
大容量なので市販のバックアップソフトを使って、調子がいいときのWindowsの状態をデータと一緒に丸ごとバックアップしておくこともできます。バックアップのメディアとしては、価格、手軽さを考えると、最も適していると思います。