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故人のPCにログインできない!ローカルアカウントとマイクロソフトアカウントの違い

セキュリティ対策

「お父さんのPCにログインできない…」

突然のことで混乱する中、故人のPCを立ち上げようとしたものの、パスワードがわからず途方に暮れてしまう。そんな「デジタル遺産」をめぐるトラブルが増えています。

亡くなった方が使っていたPCにログインできない時、その原因は大きく2つに分けられます。PCの中だけで使う「ローカルアカウント」を使っていたか、インターネットとつながる「Microsoftアカウント」を使っていたか、です。

この記事では、この2つのアカウントの根本的な違いと、故人のPCにログインできなくなる理由、そしてトラブルを避けるために今からできる対策を、専門的な知識がない方でもわかるように解説します。

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ローカルアカウントとMicrosoftアカウント、何が違うの?

故人のPCにアクセスできるかどうかのカギは、この2つのアカウントの仕組みにあります。

ローカルアカウントとは?:PCの中だけに情報がある「鍵」

ローカルアカウントは、そのPCの中だけで使えるアカウントです。PCの中に「パスワードが暗号化された情報」として保存されています。これは、家に鍵をかけていて、その鍵が家の中の金庫に保管されているようなイメージです。

このため、専門的な技術を持つ業者であれば、特別なツールを使ってログイン情報を取得してくれる可能性があります。比較的、PCの中身を見たいという遺族の要望に応えやすい方法です。

Microsoftアカウントとは?:インターネット上にある「鍵」

一方、Microsoftアカウントは、Microsoft社のサーバー(クラウド)にパスワード情報が保存されています。つまり、PCの中ではなく、インターネット上の「巨大な金庫」に鍵が保管されているようなものです。

このため、PCを物理的に操作しても、インターネット上にあるログイン情報を変更することはできません。遺族がログインするには、Microsoft社が定めた厳格なルールに従って、本人確認の手続きをする必要があります。

しかし、たとえ遺族であっても、故人のプライバシーを守るため、Microsoft社は簡単に情報を提供しません。場合によっては裁判所の命令が必要になることもあり、非常にハードルが高いのが現状です 。

故人のPCにログインできない!その時どうすればいい?

そのPCへのアクセス方法がローカルアカウントか、Microsoftアカウントかによって、取るべき対策は大きく異なります。

ローカルアカウントの場合

  • 専門業者に相談する:
    パスワードの解析やリセットを専門に行う業者に依頼するのが最も現実的な方法です。専門家は、データを消去することなくパスワードを解除し、中身にアクセスできるようにしてくれます。専門家の中には、警察の捜査協力も行っているような、信頼性の高い業者も存在します。
  • 「パスワードリセットディスク」を使う:
    故人が生前に作成していれば、これを使ってパスワードをリセットできます。ただし、パスワードリセットディスクは、作成したアカウントでのみ使用できるため、故人が作成していなければ使えません。

Windows のローカル アカウントのパスワードのリセット ディスクを作成する

Microsoftアカウントの場合

  • 公式の回復手続きを試す:
    パスワードが分からなくても、アカウント登録時に使用したメールアドレスや電話番号に「セキュリティコード」を送ることで、パスワードを再設定できる可能性があります。もし故人のスマートフォンやメールアカウントにアクセスできるなら、この方法を試してみましょう。
  • 公式の遺族向け手続きを調べる:
    Microsoft社は、故人のアカウントへのアクセスに関するガイドラインを公開していますが、非常に厳格です。有効な裁判所命令や、法的な書類を提出する必要があり、必ずしもアクセスが許可されるとは限りません 。

PCだけじゃない!「デジタル遺産」の怖い話

PCにログインできない問題は、氷山の一角です。故人が残した「デジタル遺産」は、遺族にとって「負の遺産」となるリスクも潜んでいます。

  • 存在に気づきにくい:
  • ネット銀行、仮想通貨、ネット証券など、物理的な通帳がない資産は、遺族がその存在を知ることが非常に困難です。後から見つかると、相続手続きのやり直しや、場合によっては追徴課税の対象となることもあります 。
  • 自動課金が止まらない:
    音楽や動画のサブスクリプションサービスなど、故人が契約していたサービスが自動更新になっていると、解約しない限り永遠に料金が引き落とされ続けます 。
  • 故人のプライバシー:
    故人のPCやスマートフォンには、家族にも見られたくないプライベートなデータが多数含まれている可能性があります。法的にはアクセス権がある場合でも、遺族は故人のプライバシーを尊重するという倫理的な問題に直面します。

今からできる「デジタル終活」のススメ

これらのトラブルを未然に防ぐための最も確実な方法は、本人が元気なうちに準備をしておく「デジタル終活」です。

エンディングノートを活用する

エンディングノートは、デジタル遺産に関する情報を一元的に記録し、遺族に伝えるための基本的な手段です。以下の内容をまとめておきましょう。

  • 利用サービスの一覧:ネット銀行、SNS、サブスクリプションなど、利用しているサービスをリストアップします。
  • パスワードのヒント:パスワードそのものを書くのは危険です。代わりに、「愛犬の名前+誕生日」のように、ヒントだけを書いておきましょう 。
  • 大切なデータの保管場所:写真や動画、重要な文書データがどこに保存されているか(クラウド、外付けHDDなど)を記載します。

パスワード管理ツールを導入する

パスワード管理ツールを使えば、マスターパスワード一つで全てのパスワードを安全に管理できます。多くのツールには、信頼できる家族にアクセス権を与える「安全な共有機能」が備わっています 。

但し、パスワード管理ツールを提供している企業の中には、毎年1回は重大なトラブルを引き起こすような企業もあります。具体的な企業名は避けますが、T社の製品は避けたほうが無難です。

専門家に相談する

故人のデジタル遺産は、法的・技術的に複雑な問題が絡み合うことがあります。弁護士やデジタルフォレンジックを専門とする業者など、専門家への相談も有効な手段です。特に、相続手続きや隠れた資産の調査など、自分たちだけでは対応が難しい場合に大きな助けとなります 。

おわりに

「デジタル終活」は、あなたのデジタルな人生を円満に完結させるための大切な準備です。このブログ記事が、ご自身やご家族の「もしも」に備えるきっかけとなれば幸いです。