パソコン購入大作戦6 CPUを検証せよ!「Hyper Threading Pentium4」
デュアルコア搭載のCPUを検証する前に、「Hyper Threading」(ハイパー・スレッディング)という技術について取り上げてみよう。
今後もIntelのCPUにとって、重要なキーワードになるはずだ。
HT (Hyper Threading) テクノロジー
「Hyper Threading」というのは、1つのCPUで仮想的にデュアルコアのような並列処理を行うものです。
複数の命令を上手に割り込ませることで、効率よくデータの処理を進めていくという方法です。
料理に例えれば、野菜を煮込んでいるあいだに肉を焼いておく、みたいな感じですね。
「Hyper Threading」を採用した代表的なCPUでは「HT Pentium 4」があります。
元々は力任せだった「Pentium 4」が、ちょっと賢くなったと思えばいいかもしれません。
また、物理的には1つのCPUですが、システム上では2つのプロセッサが搭載されているように認識されます。
実際には「Hyper Threading」で、どれくらい性能が上がるんだろう?
「HT Pentium 4」のほうが、ただの「Pentium 4」よりも、だいたい2割増し程度の性能向上が見られる、と言われています。
2割程度じゃ、わざわざ複雑なことをするメリットは少ないんじゃないのか?
それでもデュアルコアのように、複数のアプリケーションソフトを実行させるようなときには、「Hyper Threading」がないよりもスムーズな処理ができるはずです。
また「Photoshop」などのマルチスレッドに対応したソフトでは、単独の使用でも命令を分散して処理できますから、フィルターなどの特殊効果をかける場合なんかは早くなるようですよ。
価格も「Core Duo」などに比べて安いですから、デュアルコアはいらないけれどスムーズな処理性能は欲しい、という場合は「HT Pentium 4」を積んでいるパソコンがいいようです。
みんながみんな、デュアルコアが必要ってわけじゃないからな。
それに設計自体は古くなったものの、ハイパワーは今でも健在ですからね。
かつては高性能の代名詞だった「Pentium 4」が、低価格パソコンで選べるようになった、というのがメリットじゃないですかね。
Dimension 3100C
廉価版CPUの「Celeron D」のほかに、3.0GHz・3.2GHz・3.4GHzと3種類の「HT Pentium 4」が選択可能。
Windows XP Media Center Editionではリモコン操作も可能な、低価格でマルチメディアを楽しむことができる。

