パソコン購入大作戦4 CPUを検証せよ!IntelとAMD -2-
「パソコンの動向調査」第2弾は、パソコン選びに重要なポイントとなるCPUについてだ。
何種類もあるCPUには、それぞれどんな違いがあるのかをリサーチしていこう。
まずは2大メーカーであるIntel(インテル)社とAMD社。両社の違いを探ることから調査は始まった。
以下、編集員Aによる報告を聞くことにしよう。
体育会系のインテル、優等生のAMD?
IntelとAMD、両社はCPUの設計に関しては、対照的な特徴を持っているようですね。
まずIntelは、CPUのスピードを上げることで性能を向上させてきました。
処理の回数を増やせば、必然的に高性能になるだろうという姿勢ですね。
それに対してライバルのAMDは、やみくもに処理回数を増やすよりも、1回のクロックごとに効率よくデータの処理をすることで性能の向上を図っています。
つまりクロック数が少なくても、Intelと同等かそれ以上の性能を発揮できるように設計しているということです。
もう少しわかりやすく説明してくれないか?
例えばバケツで水を汲むとき、力のある大男が勢いよく汲んでいるのがIntelです。
体力に物をいわせて豪快に水を汲んでいきますが、バケツからこぼれてしまう水の量も多くなります。
一方、水を汲む回数は大男より少なくても、こぼれないよう確実に汲んでいくのがAMDです。
水を汲む回数はそれぞれ違いますが、結果的に溜る水の量は変わらないし、無駄な体力を使わずに済みます。
なるほど。
Intelはスピードを取り、AMDは効率を取ったという違いだね。
但しユーザーのあいだでは「高クロック数=高性能」という風潮が根強いために、クロック数の少ないAMDは不利なイメージを持たれてしまいました。そのためAMDのCPUは「モデルナンバー」という数字をつけています。
「Sempron 3600+」なら、3.6GHz程度のクロック数を持つIntelのCeleronと同等の性能がある、という意味のようです。 もっともAMDでは正式に認めてはいないようですが。
メーカーが違えば、クロック数の比較は意味を持たない。というわけだ。
周波数神話の崩壊!
今まで高クロック化することで性能を上げてきたIntelですが、それも限界に来ているようですね。
ハイパワー路線からAMDのような処理効率路線に変更して作られたのが、「Pentium M」です。
「Pentium M」は主にノートパソコンに搭載されるCPUですが、クロック数の多さよりも、処理効率を重視した設計がされています。
そのためクロック数は低くなっていますが、倍くらいのクロック数を持つ「Pentium 4」と同等の性能があると言われています。
さっき編集長が「メーカーが違えば、クロック数の比較は意味を持たない」と言っていましたが、正確には同じメーカーの同じシリーズ同士でなければ、クロック数は比較の対象とはなりません。
単純に「Pentium M」と「Pentium 4」を比べてもCPUの設計が違うので、クロック数だけでは優劣は決められないということになります。
クロック数が目安にならないとしたら、CPU選びはますます難しくなるね。
しかも今はIntelも「プロセッサ・ナンバー」という表示でCPUの性能を示しています。
例えば「Pentium 4」では670とか640など、「Pentium M」では780や730といった番号で、そのシリーズ中でどれくらいの位置づけかを表しています。
よっぽどのマニアでもないと、店頭でプロセッサ・ナンバーから判断するのはムリじゃないか?
その通りですね。
自動車を買うときにエンジンの形式番号なんて気にしないのと同じように、どのCPUがどんな性格かを押さえておくというのが、現実的な選び方かもしれませんね。
じゃあ、どんな種類のCPUがあって、どんな用途に向くのかをリストアップする必要がありそうだね。
それについては、すでに隣の編集部がまとめていますよ。
「中高年の知っ得!パソコン塾 DELLキャンペーン情報」の用語説明 CPUというページに、主要なCPUの概略が掲載されています。
是非こちらも見ていただきたいですね!
うまいな、お前!
